FINE-FLEXフレキシブルソーラーパネル
現在利用可能な技術の応用により「軽い・薄い・曲がる」というペロブスカイトライクな特徴を実現したフレキシブルソーラーパネル「FINE-FLEX」。一般的なガラス製太陽光パネルでは設置が難しかった築古の建物、壁面や曲面への設置を可能とし、更なる再生エネルギーの普及、そして日本のエネルギー自給率の向上に貢献する株式会社SILFINE JAPANオリジナルブランド製品です。
FINE-FLEXは、日本メーカー製（海外OEM生産）
株式会社SILFINE JAPANは、年産1.5GW規模の海外製造工場とのタイアップにより誕生した日本国内の「ファブレスフレキシブルソーラーパネルメーカー」です。我々強みは、日本国内の要求に合わせた「製品の設計ができる」ことです。国内メーカーとして日本市場に最適な製品を設計/提供しています。製品のカスタマイズ（出力、サイズの変更など）にも幅広く対応しています。
FINE-FLEXは「高効率」
フレキシブルソーラーパネルは、ジャンクションボックスという発電した電気を取り出す部品がパネルの表側に位置することが多いため、パネルの表面積がガラス製パネルと比べると若干大きくなります。
このため太陽光パネルの性能を示す「モジュール変換効率」はガラス製パネルよりも低くなる傾向にありますが、FINE-FLEXはフレキシブルソーラーパネルの中ではトップクラスの20％を超える製品もライナップしており、ガラス製パネルと比較をしても遜色ない性能を発揮します。
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＊FINE-FLEX以外の一部のフレキシブルパネルメーカーは、モジュール変換効率ではなく「セル実効変換効率」の値を表示しています。
業界標準の表示は、「モジュール変換効率」です。（実際のパネル設置面積当たりの発電効率をもとに設備設計を行うことが大切です）
FINE-FLEXは「強い」
ホットスポット
フレキシブルソーラーパネルに使用されている太陽電池セルは、厚さ200ミクロン（髪毛の1/5程度）と非常に薄いシリコンウェハーからできています。
この非常に薄いシリコン太陽電池セルは衝撃や応力に対して脆弱で、一定の衝撃や応力が加わると比較的容易に破損するリスクがあります。太陽電池セルが破損してしまうとホットスポットという現象が発生し延焼事故につながるケースもあります。
FINE-FLEX採用のグラスファイバーの性能
製品が変形する構造のフレキシブルソーラーパネルの設計において、応力や衝撃に脆い太陽電池セルをいかに「守るか」が品質上非常に重要です。
FINE-FLEXは、高剛性のガラスファイバーや独自開発の強化型バックシートを補強材として採用し、フレキシブル製品の中でも群を抜いた高い強度・剛性を実現しています。
FINE-FLEXは「低反射」
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ガラス製パネルとFINE-FLEXの反射の違い
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FINE-FLEXは一般的な太陽光パネルと異なりガラスを使用していません。特殊なフッ素系樹脂フィルムを採用し表面には眩しさを防ぐ防眩処理を施すことにより光害の発生を抑制します。
FINE-FLEXは「軽い」
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太陽パネル 平米荷重 ガラス製パネル 12~13Kg FINE-FLEX 3Kg -
ガラス製パネルの重量の90％は、強化ガラスやアルミフレームと言った「補強材」の重さです。
FINE-FLEXは、補強材を工夫することにより、ガラス製パネルと同等の発電性能を維持しながら、大幅な軽量化を実現しています。
FINE-FLEXは「低電圧」
野立発電所の場合、太陽光パネルとパワコンの設置場所の距離が離れていることが多く高電圧製品が好まれます。
自家消費（建物設置）の場合、太陽光パネルとパワコンの位置関係は野立発電所よりも近くなるため、必ずしも高電圧である必要はありません。FINE-FLEXは、電圧を抑えることによりパワコンや蓄電池に接続可能な太陽光パネルの枚数（最大直列枚数）を増やすことができます。効率的にコストを抑えたシステム設計を可能としています。
FINE-FLEXは「曲がる」
湾曲壁面
風力発電（支柱部分）
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車載（車体屋根）
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FINE-FLEXは、曲率0.746mまで変形が可能です。湾曲した屋根や壁面などにも設置が可能となり、更なる再エネの普及に貢献します。
FINE-FLEXは「長寿命」
太陽光パネルの国際基準（IEC）における太陽光パネルの長期信頼性試験の要求に対し、FINE-FLEXは2~7倍（項目による）の負荷での試験を実施。ガラス製パネルにも劣らない長期信頼性を担保しています。
高温高湿（DH）評価では、業界標準1000時間に対して7000時間試験を実施しました。結果は、発電劣化8.34％となり非常に高い長期信頼性を保持していることが確認されました。（7000時間は実年数換算で35年以上です）
FINE-FLEXは「汚れにくい」
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ガラス製パネルの汚れの蓄積
参照：DAH SOLAR Frameless資料
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FINE-FLEXの表面素材はフッ素系樹脂フィルムを採用しています。異物が付着しづらい材質であることに加え親水性のため雨水による洗浄効果が高く汚れの蓄積を抑制します。
陸屋根に水平設置（0度）した場合でも、一定の降水量があれば自浄作用が期待できる製品です。ガラス製パネルはアルミフレームがあるため縁に汚れが蓄積しやすい構造ですが、FINE-FLEXはフレームレスのためパネル端部に汚れが残りにくい構造です。
陸屋根への水平設置（0度）における1年後のパネルの状態
2023年10月運転開始
2024年9月年次点検
FINE-FLEXは「設置のバリエーションが豊富」
FINE-FLEXは、「軽い・薄い・曲がる」という特徴を活かして様々な場所への設置を可能としています。
（株）SILFINE JAPANは様々な設置シーンに対して具体的な提案が可能な体制を整えています。FINE-FLEXは、接着資材を使った特許取得の「接着工法」、ガラス製パネルと同様の「架台設置」、ハトメを利用した「機械固定」など複数の設置が選択可能で、住宅から事業所などの産業用の大型屋根まで幅広く対応しています。壁面などの垂直設置にも対応し、ガラス製パネルの導入が難しい場所を発電スペースとして有効利用することが可能です。2023年3月20日以降に適用範囲が拡大された使用前自己確認制度にも対応しております。
FINE-FLEXの設置方法の特徴のひとつとして、「接着工法」があります。FINE-FLEXは接着設置について独自工法を開発。工法について特許を取得しています。弊社指定接着工法で設置した場合は、安心の施工保証10年が追加費用なく付帯します。
FINE-FLEXは「保証が充実」
FINE-FLEXは2022年7月に正式にリリースされました。公共施設、公共工事、工場や商業建屋から農業関係など幅広い分野での実績があります。
FINE-FLEXは製品品質だけでなく設置後の安心、安全を届ける充実した保証体制を準備しています。